Yamada−Lab

WindowsVista+Apache2.0+PHP5環境の構築

第1章 Apache2.0のインストール

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 以下、OSは Windows Vista Business です。

(注)Apache1では、c:\phpフォルダにある「php.ini_dist」ファイルを「c:\WINDOWS」にコピーし、ファイル名を「php.ini」に変更していましたが、Apache2では、その必要はなくそのかわり、以下のように設定します(2.2節参照)(2007年9月14日追記)

(a)c:\phpフォルダにある「php.ini_dist」ファイルのファイル名を「php.ini」に変更します。
(b)Apacheの環境設定ファイルhttpd.confファイルに、以下を記述します。
     PHPIniDir "C:/php5"

 

1.1 Apache 2.0のインストール

■「管理者」権限のユーザアカウントでログオン

 以下、インストールを行うには、「管理者」権限を有するユーザアカウントでログオンします。

 ユーザのアカウントを「管理者」権限に設定するには、「スタート」−「設定」−「コントロールパネル」−「ユーザ アカウント」−「アカウントの種類の変更」を選択します。以下のダイアログボックスが表示されるので、「管理者(A)」のラジオボタンをONにします。

■バイナリファイルのダウンロード

(1) ApacheのWindows版のバイナリファイルをダウンロードします。たとえば、以下のサイトにアクセスします。

http://httpd.apache.org/download.cgi

(2)2007年7月時点で、最新版は2.2.4版です。ただし、PHPでデータベースウのMySQL等はApache2.2では使用できないようです。(MySQL関連の関数が、すべて未定義関数としてエラーになってします。そこで、以下、一つ前のバージョンのApache2.0をインストールすることとします。Apache2.0の最新版は、Apache2.0.59です。下の方にスクロールし、Windows版のバイナリファイルをダウンロードするために、 「Win32 Binary (MSI Installer): apache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msi 」のリンクをクリックします。

(3)「保存」ボタンをクリックします。

(4)ダウンロード先のフォルダを選択し、「保存」ボタンをクリックします。

(5)ダウンロードが始まります。

(6)ダウンロードが完了したら、「フォルダを開く」ボタンをクリックします。

■Apache2.0のインストール

 Windows Vistaでは、セキュリティが強化され、そのため、インストールの実行も若干複雑になります。ダウンロードしたmsiファイルを起動する場合、Windows XPでは、単にエクスプローラに表示されたファイル名上でマウスをダブルクリックするだけでよかったのですが、

Windows Vistaでは、以下のように、コマンドプロンプトを管理者権限で開き、そこからmsiファイルを起動します。

(1)「スタート」−「プログラム」−「アクセサリ」−「コマンドプロンプト」の上で、マウスを右クリックします。表示されたメニューで「管理者として実行」を選択します。

 「ユーザアカウント制御」ダイアログボックスにより続行の許可を求められますので、「続行」ボタンをクリックします。

(2)コマンドプロンプトが開きます。カレントフォルダを、ダウンロードしたmsiファイルの存在するフォルダに切り替えます。ここでは、上記(4)に示したように、「c:\z_download\Apache2.0」に保存されています。そこで、まずMS-DOSコマンドの「cd」コマンドにより

>cd c:\z_download\Apache2.0

を入力します。念のため、「dir」コマンドにより、カレントディレクトリ内のファイル名を表示します。Apache2.0のインストーラである「apache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msi」ファイルが確認できます。

>msiexec /i apache*.msi

と入力します。

(3)ここで「Tab」キーを押すと、オートフィル機能により

>msiexec /i apache_2.2.4-win32-x86-no_ssl.msi

のように、ファイルのフルネームが自動的に表示されます。「Enter」キーを押すと、インストーラが起動します。

(4)インストール用のウィザードが起動します。「Next」ボタンをクリックします。

(4)使用許諾に同意し、「I accept the terms in the license agreement」のラジオボタンをONにし、「Next」ボタンをクリックします。

(5)「Read This First」画面が表示されます。「Next」ボタンをクリックします。

(6)「サーバ情報」を記入します。以下のように記入します。

 Apacheのインストール方法は、インストールするコンピュータで第三者にWebサービスを提供する場合は「for All Users,----」のラジオボタンをOnにします。そうでなく、自分で試作用に使う場合は「onley for the Current User, ------」のラジオボタンをOnにします。ここでは、後者を選択し、「Next」ボタンをクリックします。このように、自分で試作用に使う場合は、Network DomainとServer Nameをともに「localhost」と記入します。なお、Administrator's Email Addressは任意でかまいません。

(7)「Setup Type」画面が表示されます。ここでは「Typical」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。

(8)「Destination Folder」画面が表示され、インストール先のフォルダーを聞いてきます。ここでは、既定のフォルダーでなく、「c:\Apache2」のフォルダーにインストールすることとし、「Change」ボタンをクリックします。

(9)「Change Current Desitnation Folder」画面が表示されます。「Look in:」欄で、「ローカルディスク(C:)」を選択します。Apache2.0では、ここで選択したディレクトリの下に、サブディレクトリ「\Apache2」が自動的に生成されます。「Folder name」欄は「C:\」と表示されます。「OK」ボタンをクリックします。

【注意】Apache2.0では、「C:\」を選択するだけで、「\Apache2」フォルダは自動的に生成されますが、Apache2.2では、あらかじめ作成しておく必要があります。

(10)「Next」ボタンをクリックします。」

(11)「Install」ボタンをクリックします。

(12)インストールが開始されます。

(13)インストールが正常に完了すると、「Installation Wizard Completed」画面が表示されます。「Finish」ボタンをクリックし、インストールを終了します。

(14)正常に、インストールが完了すれば、画面右下のタスクバーに「Monitor Apache Servers」のアイコンが表示されます。

ただし、この時点では、Apache2.0は起動していません。

■Windowsの「サービス」として登録

 Windows Vistaで、Apache 2.0を「only for the Current User, on Port 8080, when started Manually」(上記(6)参照)でインストールした場合、ApacheがWindowsの「サービス」として登録されず、かつ自動的に起動されません。そこで、以下の手順でWindowsの「サービス」として登録します。

(1)「スタート」−「プログラム」−「アクセサリ」−「コマンドプロンプト」のメニューの上で、右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

(2)Windows Vistaでは、「ユーザアカウント制御オブジェクト」画面が表示され、「続行するにはあなたの許可が必要です」と聞いてきます。「続行」ボタンをクリックし、続行します。

(3)コマンドプロンプトの画面が表示されるので、まずカレントデイレクトリをApache2.0のディレクトリの\binサブディレクトリに変更します。ここではApache2.0のディレクトリが「c:\apache2」なので、「cd c:\apache2\bin」と入力します。

(4)この後、まずApache2をWindowsのサービスとして登録します。そのために

Apache -k install

と入力しEnterキーを押します。

(5)正常にインストールされた後、Apache2.0を起動するために、

Apache -k start

と入力しEnterキーを押します。Apache2.0が起動されます。

以上の処理を行った場合のコマンドプロンプトの画面の例を以下に示します。

 Windowsのサービスで登録されたかどうかは、「スタート」−「設定」−「コマンドプロンプト」−「管理ツール」−「サービス」を選択し、「サービス」ダイアログボックスで、「名前」欄に「Apache2」が表示され、「状態」が「開始」、「スタート」が「自動」になっていればOKです。

 なお、Apache2.0をサービスから削除する場合は、まずApache2.0サービスを以下により停止します。

Apache -k stop

その後、Apache2.0をサービスから以下により削除します。

Apache -k uninstall

c:\Apache2\bin>Apache -k stop

c:\Apache2\bin>Apache -k uninstall

c:\Apache2\bin>

■Apache2.0の起動の確認

Apache2.0が正常に動作しているかどうかを確認します。そのためにブラウザを起動し、URLに

http://localhost:8080/

を入力し、このページに移動します。Apache2.2が正常に動作していれば、以下の画面が表示されます。

■ApacheMonitorの起動

(1)「スタート」−「プログラム」−「Apache HTTP Server 2.0.59」−「Console Apache Server」−「Monitor Apache Servers」の上までカーソルを移動し、そこで、マウスを右クリックし、メニューから「管理者として実行」を選択します。

(2)ApacheMonitorが起動し、画面右下のタスクバーに「Monitor Apache Servers」のアイコンが表示されます。Apache2.0が開始(Start)していれば、アイコンの中の■は右向き三角に変わっています。

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執筆 山田豊通
更新日: 2007年9月17日