1.2 Personal Web Serverのインストール
■ASPの動作環境
ASPはWindowsNT/Windows2000あるいはWindows98のOSのもとで動作します。WindowsNT/Windows2000の場合は、さらにIIS4.0以上を必要とします。またWindows98ではPersonal Web Server (PWS)を必要とします。一般のWebアプリケーションはWindowsNT/Windows2000+IISの環境で運用することになります。Windows98+PWSでもWebアプリケーションのサービスは可能ですが、むしろWebアプリケーションの開発環境として有効です。つまり、身近なPCにWindows98+PWSの環境を作り、プログラミングにより作成したASPファイルをそのPCの仮想ディレクトリ上に保存し、同じPC上のブラウザからそのASPファイルにアクセスし、動作を確認するという方法です。これにより、作成したASPファイルをWindowsNTサーバ等にアップロードし、オンラインでクライアントPCからASPファイルにアクセスして動作確認するという手間が省けます。また、自宅のPCにPWSをインストールすれば自宅でASPファイルの動作確認をすることができるようになります。
■PWSのインストール
 PWSはWindows98に標準で添付されていますから、新たに購入する必要はありません。Windows98のソフトウェアはPCのメーカによって、CD-ROMで提供される場合と、PCの内臓ハードディスク内にコピー済みの形で提供される場合の両方があります。
 CD-ROMで提供されている場合は、CD-ROMをドライブにセットし、そのドライブ名を仮に"X:"として、「スタート」メニューの「ファイルを指定して実行」を選択し、ダイアログボックスに以下のように記入します。
  X:\add-ons\pws\setup.exe
「OK」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。
 Windows98のCD-ROMが提供されていなくて、ハードディスク内にある場合は、まず"pws"というフォルダを「スタート」メニューの「検索」−「ファイルやフォルダ」を選択して探します。つまり、図1.3のダイアログボックスで「名前」欄に"pws"と記入し、「探す場所」欄で内臓ハードディスクを示す(c:)を選択して「検索開始」ボタンを押すと"pws"フォルダの絶対パスがわかるはずです。

図1.3 "pws"というフォルダの検索

 図1.3の場合は、"C:\WINDOWS\OPTIONS\CABS\PWS"が"pws"フォルダの絶対パスになります。次にエクスプローラで"pws"を開きます。すると図1.4のように"setup.exe"

図1.4 "pws"フォルダ内の"setup.exe"ファイル
ファイルがみつかるはずです。このファイルを選択して起動します。
(1)セットアップ開始画面
 最初に図1.5の画面が表示されます。「次へ」ボタンをクリックします。

図1.5 セットアップ開始画面

(2)インストールタイプの選択
 図1.6の画面が表示されます。一般には「標準」を選択しますが、ここでは、どのようインストールオプションがあるかを見るために「カスタム」を選択します。

図1.6 セットアップ方法の選択

(3)追加モジュールの選択

図1.7 追加モジュールの選択

 図1.7の画面が表示されます。

(4)PWSのサブコンポーネントの確認
 PWSを選択し、「サブコンポーネントを表示」ボタンをクリックします。図1.8が表示

図1.8 PWSのサブコンポーネントの表示

されます。WWW(World Wide Web)機能がここにあることがわかります。

(5)オンラインヘルプのサブコンポーネント
 「オンラインヘルプ」を選択し、「サブコンポーネントを表示」ボタンをクリックすると、図1.9が表示されます。規定値では、「Active Server Pages」は選択されていません。ハ

図1.9 オンラインヘルプのサブコンポーネントの表示

ードディスクに余裕があれば、「Active Server Pages」も選択しておくといいでしょう。ASPやVBScriptのリファレンス(解説)や入門プログラムをオンラインヘルプで見ることができます。
 以上、必要に応じてサブコンポーネントを追加し、図1.7へ戻り、「次へ」ボタンをクリックします。

(6)既定のWebを発行するディレクトリのインストール
 図1.10の画面が表示されます。既定のWebを発行するディレクトリとして
  "C:\inetpub\wwwroot"
があらかじめ記入されています。今後、このディレクトリあるいはその下のサブディレクトリにASPファイルを保存することになります。

図1.10 規定のWebを発行するディレクトリのインストール
「次へ」ボタンをクリックします。

(7)MTSのインストール先
 図1.11の画面が表示されます。そのまま「次へ」ボタンをクリックします。

図1.11 MTSのインストール先

(8)インストールの開始
 図1.12の画面が表示され、インストールが開始されます。インストールには数分かかる場合があります。インストールが完了すると図1.13の画面が表示されます。

図1.12 インストール中の画面


図1.13 インストール完了画面

 
(9)PCの再起動
「完了」ボタンをクリックします。図1.14の画面が表示されますので、「はい」ボタンをクリックし、PCが再起動します。

図1.14 再起動画面

(10)PWSのインストールの確認
 PCの再起動後、ブラウザ(以下Netscape Navigatorを使用する)を起動し、URLに
  http://localhost/
と入力し、アクセスしてみます。PWSが正常にインストールされていれば、図1.15の画面が表示されます。
他のPC等からアクセスする場合は、localhostの部分に、PWSをインストールしたPCのコンピュータ名を記入する必要があります。コンピュータ名は「スタート」メニューで「設定」−「コントロールパネル」−「ネットワーク」を選択し、表示されたダイアログボックスで「識別情報」タグを選択すると図1.16のように表示されます。この場合のコンピュータ名は"Thinkpad_ty3"ですから、URLの記入は
  http://Thinkpad_ty3/
となります。

図1.15 http://localhost/にアクセスした結果表示されるWebページ


図1.16 コンピュータ名の確認